yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

K-1 ラスベガス

K-1ラスベガス大会 

ちょっと遅いですが…あは…

ステファン・レコvsルスカン・カラエフ
 久し振りに見る名前です。ステファン・レコったら、ピーター・アーツを連続KOした
豪の物ではありませんか。しかしです。時代は変わったらしい。
 対するはルスカン・カラエルとかってロシアの選手ですね。昨年の同じ大会で同じカード、
レコが回し蹴りで倒されるシーンが何回も流されます。お~、つえ~のか!こいつ…。

 1ラウンド開始! いきなりカラエフの回し蹴りで場内が湧きます。去年の衝撃シーンを
覚えているのでしょうか? レコも負けじと裏拳を飛ばします。するとなんとカラエフも裏
拳返し…。前に出るのはレコなんですが、なんとなく押してるのはカラエフ。しかし手数は
両者とも凄いもんがあります。

 2ラウンドになっても、パンチ、キックとも良く出ます。見応えのある応酬です。パンチ
でガシガシ削りあいながら、蹴りをかますと言う展開。しかし残り40秒と言うところで、
アッパーでふたついたところを一気に攻められてレコ、ダウン!! ああ~やっぱカラエフ
の方が強いのかな~~。

 3ラウンドはレコがローキックから始めます。一気に形勢逆転、嫌がるカラエフを攻め立
てるレコですが、ローに左パンチを合わせられてダウン…!! すでに2ダウン。あ~~も
う駄目かな~。カラエフは余裕で打ちまくってくる…。
 しかし、しかし! 残り40秒で伝家の宝刀、右ストレート炸裂!! カラエフダウン!
決まった!KOだ! と思ったんですが、カラエフ起きてくる。ふらふらなんですが、あと
残り18秒…。行け~~!!レコぉ~~~!! しかし無情にも試合終了のゴング…。
 ダメージのうんぬんではなく、ダウン二つと一つの差でレコ敗北でした。


チェ・ホンマンvsザ・プレデター
 チェ・ホンマンの入場から映像が見えますが、なにしろデカイ。さすが身長、218セン
チですね。軽くトップロープを跨いでくる。
 対するはザ・プレデター。日本のプロレス団体、ゼロワンに来日し、大活躍した外人レス
ラーです。

 試合開始のゴングとともに、プレデターが挨拶代わりの回し蹴りを入れます。と、チェ・
ホンマンも挨拶代わりの左ストレート。挨拶なのに、プレデター、ダウン…。うわっ!

 場内は騒然…。しかしです! プレデターも負けられない。打ち返す。でも殆ど、反則的
なリーチ差に苦しみます。いや、マジでチェ・ホンマンの体格は反則と言っても良いでしょ
う。ですが、競技ではなく、エンターテイメントとしての価値観を打ち出している昨今のK
-1で生き残るには、簡単に負けられないのです。
 押されながらも打ち合ううちに、ようやく終わった1ラウンド。K-1も1ラウンド10
分になったのかと、思わせる様な濃厚なる時間の経過でした。

 ラウンド2! 開き直ったのか、プレデターのファイティングスピリットが最高でした。
またしてもダウンを喫し、流血。しかし、プロレスラーに流血はつきもの。やられたら、や
り返す、仁王様の様な表情で立ち向かうプレデターに、ホンマンも困惑気味…。 両者とも
技術はありません。両の拳を振りかざすのみ。そんな中で、チェ・ホンマンが追い込まれて、
ゴング…。ほんとに三分か…?

 ラウンド3! ホンマンはスタミナ切れらしいです。 に対してプレデターはまだまだや
る気まんまん。勝負の行方は分からなくなりました。でも、攻め込むプレデターに対し、ホ
ンマンもまだ諦めない。プレデターの反撃に場内も昂奮の堝と化します。
 攻め込むプレデターに返すホンマン。スタミナで勝るプレデターがじわじわと優勢になり
つつあるのですが、両者は手数が減り、死闘の様相を呈しています。

 ですがついに試合終了。判定でチェ・ホンマン勝利。両者とも技術はない。体力と体格だ
けです。そんなものにK-1を争う資格があるのかと、疑問を感じていたのですが、二人に
は、体力と体格に加え、「気力」が備わっていました。素晴らしい試合でした。