中学生

私にだって中学生の頃がありました。勉強は出来る方じゃなかったけど、さりとて落第（義務教育だから無いけど…）する程ではありません。私の隣にいた女子は、今思えば「お前、なんでここいんの？」って程、頭のいい女子でした。ここはフツーの公立の学校です。

先生だって、今と違ってボカスカ殴りますし、親に言ったって「先生が殴るなら、オメーが悪いんだろ！」と言って殴られました（笑）。それが良いとは言いません。時代が変わってるんだから。ともかくも私たちの生きた時代でした。

中間試験とか期末試験とか言う言葉は、今でもあるのでしょうか。どっちだかは忘れました。科目も忘れました。試験が過ぎ、回答を貰う時が来ました。先生が生徒の氏名を述べ、回答をもらう時は先生が一言添えます。

「よく頑張ったね」とか「惜しかったねぇ」とか言って。

例の女子の番になりました。先生の態度が一変したのはその時でした。それまで優しかった先生（担任？英語？）が怒り出しました。怒られた女子は小さくなって、ひたすら謝るのみです。

ようやく席に戻された女子は悔しそうな表情でした。私は冗談交じりに、「おめー何点だったんだよ」とはしゃぎます。彼女は９５点でした。

９５点でも怒られんだ。私は５０点台でも「やれば出来るじゃないか」と言って褒められました。（笑）先生は心を鬼にしなきゃならかったんでしょうね。今でこそ分かる事なのですね。

今ではテレワークだとオンラインだの何だので、コロナ対策が始まっています。私も勉強せねばな。