子ども科学相談室
NHKラジオでは4月3日まで、子ども科学電話相談が行われています。私は割とこれが好きで聞いているんですが、難問奇問が飛び交う中、さすがは専門家の先生方、うまく答えるなぁと感心します。
昔からあるテーマは昆虫とか生物とか、男の子が比較的好む様なものでしたが、今ではロボットAIとか、鉄道だとか多岐にわたります。
そんな中で私が驚いたのはこんな質問です。
「ドラえもんっていつできるの?」
ひっくり返る私ですが、電気通信大学教授の坂本先生が大真面目に答えます。
「ドラえもんに絶対必要なものが何かによって変わってくるんですけど、見た目だけなら簡単にできますよね。でもそれだけだと、AIで可能になるドラえもんではない、と。のび太くんの気持ちを理解して共感して、なんとかしてあげようとか思ってコミュニケーションしてくれるロボットっていうことになると思うんですけど、それでよければ、23世紀と言わず、たぶん2030年ぐらいにはできてるかなと思います。」
そうか、そうなのか。と納得してしまい、さらに坂本先生は4次元ポケットにまで言及し、漫画である筈の「ドラえもん」を科学の世界まで昇華させた人に驚きです。