yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

憲法記念日に・・・

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まぁ、憲法記念日でありますから、たまには憲法条文でも
読んでやるか!と小六法をぺらりぺらりとめくってみます。

第一章に「天皇」という項目があって、
天皇象徴性を謳っているわけですな。


でもって第二章「戦争放棄」、
これは今、断然ブームになっている第九条ですね。
第1項は一字一句も変えて欲しくありませんね。
絶対死守!

でも第2項は、「陸海空において戦力を保持しない」は
自衛隊がこれに抵触します。自衛隊が軍隊ではないなど、
言葉のまやかしであり、歴然とした戦力です。
専守防衛のためのみの戦力として認めるべきです。

政治家は、なし崩し的に自衛隊を海外に派遣し、
法案はいつも後回しです。自分たちのメンツだけ立てて、
隊員の安全は後回しみたいな気がしてなりません。
行かせるなら、ちゃんと隊員の安全を確保できるように
法を整備し、出来ないなら行かせないで、小泉首相以前の
ように金で勘弁してもらって欲しい。


第三章は「国民の権利および義務」とあります。
う~む・・・。なんだか会社の訓示みたいですな・・・。(爆)

この条文に多いのは、
すべての国民は~~する権利を有する。
というやつです。

例えば、今、九条に並ぶほどに注目されてきた
二十五条、生存権
全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

そのすぐ下にこんなが(私の持っている小六法は横書きなので・・・)

二十六条 教育を受ける権利
全ての国民は法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく
教育を受ける権利を有する

はぁ、そうなんだ・・・。

ま、いろいろ読みすすめているうちに、なんだか腹が立ってきちゃうのですね。
立派なんですよ。日本国憲法は! でも現実と全然違うじゃないか・・・。
綺麗事ばっかりだな・・・。

「全ての国民は~」というのが嘘ですよね・・・。
いや、権利を有する、だから、嘘じゃないのかもしれませんが、
権利を有したって、行使できないじゃないか・・・。

路上生活者に、「健康的で文化的な最低限の生活」があるのでしょうか?
権利なんぞいくら振り回したって、誰も助けてくれない・・・。

六人の子供を必死で育てているシングルマザーの子は、
卒業アルバムさえもらえなかったではありませんか・・・。
教育を受ける権利はどっかに逃げたのでしょうか?

権利って何??
絵に描いたもち?
おいしそうだけど、食べられない。

たまには教養のため、と思いながら読みすすめる憲法条文は
腹の立つものばかりでした・・・。
憲法ってのは、何?

そんな矛盾に異を唱えた人がいました。
でも、亡くなりました・・・。

キヨシロー・・・。

反骨精神を貫き、ロックスピリットを死ぬまで持っていた人・・・。
私は、別に彼の熱烈的ファンではありません。
でも、私などの年代の人間にとって、キヨシローは言わば、
スタンダードな人でした。
んん・・・、標準的と言う意味ではありませんよ。
ビートルズは私たちの親世代にとって、子供の教育に悪影響を
及ぼす悪者でありましたが、今日ではその楽曲は教科書などに
取り上げられてもいます。そういう意味ではスタンダードです。

分からなければ、結構です。
理屈ではなく、ロックをスピリットとして感じていた世代、
キヨシローは子供でした。

大人になったら波風立てずにやるのが大人です。
でも、キヨシローはいっつも、波風どころか、大波を立てていた。
だから子供でした。
我々は、その子供の後ろ側に立って、そだ!そだ!と、騒ぎたて、
前に出ることができない臆病者でした。
だから、キヨシローをかっこいいと思った・・・。

軽そうでいて、実は骨太のロッカーが逝きました。
ご冥福を祈ります。