定額給付金

オレンジ色の封筒が来ました。
「定額給付金のご案内」とありました。

なんの、かんのって、ついに来たか、という感じ。

中を見ると、定額給付金の受け取り方について、あれこれと･･･。
それと、横浜市に対する寄付のお願いも添付されていました。

定額給付金制度については、
横浜市長の中田氏も、神奈川県知事の松沢氏も、
あまり肯定的ではありませんでした。
「税金のばら撒き」と言われるこの制度、
私もあまり賛成できません。

政府は世界不況を理由に、国債を出しまくるつもりのようです。
国の借金は１００兆円を超えるとも言われています。
そのツケは誰が払うんだ？

私たちの子供や、孫の世代が、
そのキツいツケを背負わされます。



医療費自己負担は９割、
消費税６０パーセント、
企業は海外に逃げ出し、失業率８０パーセント。
国のあちこちにスラム街が出現し、犯罪が多発。
検挙率は５パーセント･･･。
一部の富裕層は、完璧に隔離された安全圏に暮らし、
ますます肥える。
高齢者は軽犯罪を繰り返し、刑務所に入って安心を得る。

いい加減に造った話ですよ。
２０５０年くらいの日本ではどうでしょう･･･。
フィクションの話でしょうか･･･。


別にかっこつけているわけじゃないけど、
私は、横浜市に寄付することに決めました。


国と言う概念を忘れ、党利党略に疾走する政治家は信じられない。
政治家は国民の代表ではなく、「家業」になりました。
同じ指示母体を持つ以上、既得権益は避けられない。
政治家が信じられない以上、せめて自治体のやることを
信じたいです。


でも、
定額給付金で助かる人たちもいるでしょう。
子供が何人かいる家庭にとっては、福音でありましょうし、
シングルマザーにとっては、天からの恵でありましょう。

でも定額給付金は弱き者を助けるのではなく、
強気なるための政治家を助けるためのものとしか思えません。
それは、給付基準を定めず、詳細はごまかし、
自治体に丸投げし、責任回避したことでも分かります。


日本中にばら撒かれた１０兆円･･･。
どうなることやら･･･。