yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

ボス


2月22日の月曜日は「猫の日」なんだそうですが、
その日にボスが失踪してしまいました。
蒼くなって保健所や、動物保護センターに連絡してみましたが、
ボスに関するような情報はありません。

3、4日経過し、いてもたってもいられなくなり、
プリンターを購入してビラを作り、町内会の掲示板などに
貼り付けました。
警察には遺失物届を出し、
毎日毎日そこらじゅうを歩いて探しましたが、
どこにもいません。
ビラは貼るのはやめて、戸別にポストに入れて歩きました。

交通事故は考えませんでした。
ボスは車の通りには出て行きません。
家の前は、乗用車でいっぱいいっぱいの道幅、住人の車以外、
宅配便の軽くらいしか通りません。

しかし、さすがに10日も経過し、念のために資源環境事務所と
いうところに電話を入れました。

「黒白で、黄色い首輪をつけた大きな猫」が収容されたと聞いて
仰天しました。
頭の中が真っ白なまま、その事務所までタクシーでつけ、
膝ががくがくとしたまま、受付で名乗りました。

職員の方が写真をコピーした用紙を見せて下さいました。
そこには、不鮮明ではありますが、血反吐を吐いて横たわる、
間違いなくボスの写真が写っていました。

いい年こいた中年男が、膝から崩れ落ち、
四つん這いになって号泣してしまいました。
いかん、職員の方に迷惑ではないか、と思いましたが、
嗚咽は数分間止まりませんでした。


ボスが死んだ??
ボスが死んだ??
ボスが…。 ボスが…。


その後、職員の方はいろいろと慰めて下さり、
事の経過を教えて下さいましたが、私はカラ返事を
しているだけで、何も頭に入りません。

すでにボスは火葬され、すでに他の同じように不幸な目に
あった動物たちといっしょに埋葬されたそうです。

ボスがいなくなった時点ですぐに事故の事を考えていれば、
遺体は引き取れたはず…。ボスはうちに帰れたはず…。
自分を責めても、何もならないと知りつつもそうせずにはいられません。


帰宅して、真昼間だというにしこたま飲んで、酔い潰れて、
気がつくと、ボスの子のミミとちびボス(ぴぃちゃんと命名)が
帰っていました。
この子たちをちゃんと育ててあげないと、ボスに怒られるな…。

でも…、
しばらく立ち直れそうにはありませんが…。