yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

とりあえず被害なし

横浜埠頭にいた。
片道三車線の大通り。
右車線を走りながら、恐ろしく強い風に揺らされた。
埠頭だから、こんな事は日常茶飯事だが、なにかおかしい。
信号が消えている。風じゃない?
 
信号が消えたので流れが遅くなる。
二つめも三つ目も信号は消えていた。
そのうち前の車が止まった途端、風じゃないと分かった。
地面の揺れは車のサスペンションに気持ちの悪い揺れを
与えていた。地震だ。
周りに倒れるようなものは無く、地割れでも起こらない限りは
安全だと分かりつつも、恐怖は感じた。
一昨日から、起こっている地震の揺れに似ていた。
ゆらゆらとゆっくりと大きく激しい揺れである。
 
沿道にある会社の社員が大勢外に出ていた。
止まっていた時間は何分もなかった筈だが、
恐ろしく長く感じた。
 
埠頭にある保育園に納品に行くと、
地震は大きく揺れる、すごく時間の長いものであると分かった。
ともかく帰ろう。
 
普通に走る訳にはいかない。信号のあるところまで来ると徐行し、
交差する車線のドライバーたちと顔を合わせながら優先を決める。
埠頭だから、コンテナ車が多い。こういう時はプロの運転手だ。
交差点の中に右折左折直進と、三方向が向かい合う。
運転席の高いコンテナ車の運転手が、指示を出す。それにあわせて
自分は右折をして帰社する道を急いだ。
 
幸い、埠頭を抜けしばらくすると信号機はついていた。
帰社すると、再び大きく地面が揺れた。この時も車に乗っていたが、
目の前に止まっていたトラックが、踊るように揺れたのを見て、
再び恐怖を感じた。
 
急いで帰宅した。
ミミは? ぴぃは? 大丈夫か?
急いでドアを開けると、猫たちは無事だった。
しかし、いつもならまとわりついてうるさい猫たちが、
近づいてこない。部屋の中はめちゃくちゃになっていた。
 
幸い、猫たちに怪我はない。
部屋は、高いところから落ちたものであふれていたが、
被害などと呼べるような事にはなっていなかった。
 
 
冷蔵庫の位置が少し移動していた。
その冷蔵庫の上にあった電子レンジもかなり動いた。
その上にあったオーブントースターは見事に落下していた。
オーブントースターの巻き添えになって、いろいろなものが落下した。
 
テレビが落下していた。テレビに線が繋がっていたもの全てが
付き合わされて落下した。猫ハウスが潰されているのを見て
息をのんだ。この中に猫がいたかもしれないと思うと…。
 
部屋の中は、足の踏み場もないほどになっていたが、
ともかくも被害は出ていない。
ともかくも一安心。
 
部屋を片付けているうちにも余震が来た。
ようやく見られるようになったテレビを眺めながら、
またしても余震が来た。
30分とあけずに余震は来る。
 
横浜は、震度5強であった。
今まで体感した事のない揺れである。
それでも私は帰宅できた。自宅が会社に近かったからである。
横浜の交通は麻痺した。帰宅難民の為に横浜アリーナ
パシィフィコ横浜が避難場所として要請された。
 
なんとか安全を確保して欲しい。
 
 
東北地方はこんなもんじゃない筈…。
どうか、被害が広がりませんように…。
 
また余震が来た…。
余震のくせに、震度4だと…。