yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

家政婦のミタ

ドラマなど全然見ない私ですが、
高視聴率で大騒ぎの「家政婦のミタ」。
どれどれ、とばかりに四回くらい前から見ております。
 
設定としてはありえません。
無表情の家政婦なんか気持ち悪いでしょ?
他の人に替えてと言われると思うけど…。
業務命令として出された指示はなんでも行います。
それが犯罪じみた事でもです。
子供の首をしめて殺そうとしたり、家に灯油をまいて火をつけようとしたり、
雇い主の子供を刃物で追いかけまわしたり…。
なんで警察に捕まらない??
等々、ありますが、ま、ドラマなので許容しましょう。(爆)
 
 
一応、あらすじをお伝えすると…、
 
夫婦と四人の子供の家族がいました。
旦那さんは優柔不断で甲斐性の無い男。
その旦那が会社で若い女と浮気し、奥さんに離婚を迫ります。
ところが奥さん、これを苦に自殺してしまいました。
 
甲斐性のない旦那は、これを事故だったと子供たちに伝えます。
母親を失った家庭に派遣された家政婦が、三田灯(あかり)でした。
三田は家事一般を完璧にこなす家政婦でしたが、表情が無く、
感情が欠落したような女性でした。余計な事は言いませんが、
相談と自分の事以外の質問には、完璧な受け答えをします。
 
子供たちに母親の死が自殺であることが分かると、この家庭は
音を立てて崩れ始めました。
長女は不純異性行為に走って捨てられ、長男は部活の長としての
信用を失い、次男はいじめにあい、幼稚園生の次女は家族を憂います。
こともあろうか父親は、プレッシャーに負け、家から逃げ出しました。
 
子供たちは三田に相談をしますが、三田は
「それは、あなたたちが考えることです」
と冷たく突き放します。
 
ところが、これ以上どうしようもないところまで行った子供たちを
寸でのところで助けてくれるのも三田でした。
 
紆余曲折を経て、やっとのことで家族は絆を取り戻すと、
三田を家族のように扱おうとしますが、三田が拒否します。
三田自身が地獄のような辛い過去を持ち、自分の意志と
笑顔を捨て去っていたのでした。
 
家族は閉ざされた三田の心をこじ開け、
三田に笑顔を取り戻させようとします。
 
 
 
そして先日の最終回。
聞くところによると視聴率40%と言う事。
テレビを持っている人の半数近くが見たと言う事になりますね。
なでしこジャパンのサッカー並み??
 
 
 
さて、このドラマが東日本大震災を意識したかどうかは知りません。
でも結局は、今年の漢字、「絆」にもあらわされる通り、
普段意識しないような大切なものが簡単に壊され、
それが再生していく様に、日本人の一人々々が同調したのではないか、
と私は思いました。
「絆」を再認識した日本人にとって、このドラマはタイムリーだったのかも。
 
 
最終回は、予定調和の大円団。
誰もが予想したハッピーエンド。
つまらない?? いえいえ、いいのです。
ドラマなんて斜に構えて見るとつまらないものですが、
素直に見ると結構楽しめるものです。
 
 
そして、私は遠い昔に三田を見た(爆)気がします。
なんか、こんなような人を知ってるんだがなぁ…。
思い出したのは男の人でした。
 
三田が
「それは、あなたたちが考えることです」
と言うくだり…。
 
思い出したセリフは…、
 
 
「あっしには、関わり合いのねぇことでござんす」
でした。
 
ああ、木枯し紋次郎!!
普段は人との関わり合いを避けているくせに、
悪を許せぬ正義の心を持つ、渡世人木枯し紋次郎
三田と紋次郎…、ものすごい組み合わせですが、
なんか通じるものがあるような気がします。(私だけ??)
 
 
さてさて、楽しみが一つ減ってしまいました。
 
次は「妖怪人間ベム」の最終回。
楽しみ、楽しみ…。
すっかりミーハーなわたくしでございます。
 
 
でもこれから仕事が忙しい…。やれやれ…。(爆)