ハムラアキラ最終回
「ハムラアキラ」の最終回を見ました。(相変わらずおせっ)
原作(若竹七海)の「悪いうさぎ」は読んでいたので、おおよそのあらすじは分かっていたものの、映像になるとどう違うのだろう?とワクワクしますね。主演のシシド・カフカさんはハードボイルドの新騎手として歌われています。
ところでハードボイルドねぇ…。我々の知るハードボイルドと言えば、男性ばかりで、大藪春彦の「野獣死すべし」とか、北方謙三の初期の作品で(今は歴史小説に夢中のようで…)、「脳症が吹っ飛んだ」とか「受けた弾丸を自分で摘出した」とか、戦場ならともかく、この日本ではあり得ない事ばかりでした。
羽村晶にまでそれを求めます? エンターティメントだからそれも良いけど、それはつまらないのじゃないかなぁ。ある程度リアリティーがあった方がリアリティーだって楽しめるじゃないかな。
そもそもハードボイルドって何だと、ウキペディアをのぞいて見ると、
「文芸用語としては、暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡素な描写で記述する手法・文体をいう。アーネスト・ヘミングウェイの作風などが一例である。ミステリの分野のうち、従来あった思索型に対して、行動的でハードボイルドな性格の探偵を登場せ、そういった探偵役の行動を描くことを主眼とした作風を表す用語として定着した」
なるほど…って分かんないけど…(笑) ハードボイルドっていうのも時代と共に変わっているんだなと分かります。非情のヒーローが活躍するもよし、ハムラがちょっとオテンバであるもハードボイルドです。