yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

事故


何事もうまくいかない日ってのはあるもんです。
なんとなく、今日がそうでした。
小さいトラブルが続き、ちと仕事が停滞気味…。
それは自分のミスだったり、事務所の誤りだったりとあるのですが、
それでも大きなトラブルもなく午前中が終了。

午前中の仕事がずれこんで、昼飯だけで、休憩は終わり。
午後の配達に出掛けると、今度は渋滞にハマってしまいました。
大きな交差点のしばらく手前でぴたりと止りました。
確かにその交差点は通勤時間帯などには渋滞するところですが、
こんな午後の早い時間帯に渋滞などしません。

ようやくと交差点の中の様子が見えるところまで来ました。
左折のトラックが横断歩道の上で止ったままです。
警察官が何人も見えます。パトカーの赤灯も見えます。
事故のようです。
トラックは平ボディーの大型です。片道三車線の車線全てを
塞いで止っていました。

交差点内には進入出来ず、左折と右折とで迂回させられました。
私の用事があるのは、交差点角地にある銀行だったのですが、
仕方ないので少し離れたところに車を止めて、徒歩で向かいました。

ちょうど事故現場の近くまで来た時に、救急車が走り去りました。
なんだか嫌な予感…。
見たところ、大型トラックしか見えません。単独事故でしょうか?
それにしてもどこにもぶつかってはいません。
あまり考えたくはありませんでしたが、トラックの下を覗くと…。

嫌な予感は的中してしまいました。
トラックの下にはグチャグチャになった自転車がトラックの下回りに
絡み付いていたのです。そばに落ちているサドルでかろうじてそれが
以前は自転車だったのだろうと想像が付くほどの変形ぶりでした。
トラックの前輪が自転車を踏み潰した格好です。

自転車と車の事故では、左折の車が直進の自転車に気付かずに、
後輪で巻き込んでしまうというケースがよくあります。
しかし目の前の事故は前輪で踏み潰していたのでした。

これはまったく想像の域を出ませんが、トラックの運転手は先を
急いでいたのではないでしょうか?信号待ちの状態から、
対向する赤信号で、発進し、歩行者や自転車が横断する前に
左折を終了させてしまおうと思ったのだと思います。
しかし自転車も対向の信号を見て走り出したとすれば、
全く同じタイミングで当たってしまいます。
そうでなければ、前輪で自転車をぺしゃんこにするまで
踏み潰すなんて考えられません。

幸いな事には事故現場のどこにも血痕は見られません。
人間までは潰されなかったようです。それに救急車がサイレンを
鳴らして走っていったのですから、乗せられて行ったのでしょう。
救急車は死人を搬送はしません。
それにしても、これだけ自転車が凄い事になっているのですから、
ただ済んだかと思えば、それも疑問ですが…。

歩道では運転手らしき人が警察官と話していました。
事情聴取のようです。後姿だったので表情までは見えませんでしたが、
血の気は失せ、強張っている事でしょう。

急いで無茶な運転をする気持ちは良く分かりますし、
実際、じぶんでもしょっちゅうやるのですが、ひとつ間違えれば、
こういうことになるのです。

今日はついてない日。それならば、尚更慎重に運転しないと…。
そう思いつつ、現場を後にしました。