yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

世界エイズデー


ここにきて、大物アーティストの来日ラッシュですね。
エリック・クラプトンビリー・ジョエル、そしてU2。
ブログでも見に行った方の感動が溢れんばかりの記事があります。
このブログにいつもメッセージをいただく元気さんはU2をご覧になったそうな。
そのU2のヴォーカリストであるボノのインタビューが朝日新聞にありました。


アフリカを「ホットケナイ」
U2のボノさん語る~きょう世界エイズデー

「日本はこれまで国際社会で自制しすぎてきた。だが、その時代はもう終わりだ。
我々はアフリカの問題を解決するために、日本を必要としている。」
12月1日の世界エイズデーを前に、アフリカ支援活動を続けるロックバンド、
U2のボーカル、ボノ氏が東京都内で朝日新聞のインタビューに応じ、日本の
支援を求めた。

医学の進歩で「死の病」ではなくなったとされるエイズだが、世界には約四千
万人のエイズウイルス(HIV)の感染者がいる。その6割以上はサハラ砂漠以南
のアフリカ諸国に集中している。

「予防も治療もできる病気のために、1日に約8千人が死に続けている。1ヵ月に
1回インド洋大津波が、1日に2回、世界貿易センターの(米同時多発)テロが起
きていると想像してほしい。この狂った現実を放っておけるか」

日本の役割については00年の九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)をきっかけ
に生まれた世界エイズ結核マラリア対策基金を挙げ
「日本の主導で誕生した素晴らしい活動だ」と評価する。反面、95年にはフランス
に次ぎ世界第2位だったアフリカ援助は04年から7位に落ち込んだ。自らの支援
活動も踏まえ「独裁者に金が流れた過去の失敗を繰り返すわけにはいかない。
援助の透明性を高め、日本の信頼と協力を取り戻したい」と語った。

11月29日には安倍首相と会談。08年のサミット開催国となる日本に、新たな
アフリカ支援策の検討を求めた。
「日本の国際貢献イラクアフガニスタンである必要葉ない。アフリカ援助に
リーダーシップを発揮すれば、世界が日本を認める素晴らしい機会になる」

 同日夜、さいたま市で開かれたコンサートでは、集まった2万人のファンに、
日本のNGO連合による貧困撲滅キャンペーン「ほっとけない世界の貧しさ」
を紹介。

「みんな、『ホットケナイ』と叫ぼう」と参加を呼びかけた。





考えて見れば、マスコミの中ではもう「エイズと」というのは流行らなくなって
きました。マスコミが取り上げなければ、記憶は風化し、忘れ去られてしまう
でしょう。しかし他人事ではないのです。

一日に八千人の人が死んでいるというデータに驚きました。毎日、9.11が
二回行われているのと同じだと…。
そして驚くべき事ですが、恐るべき勢いで患者数を伸ばしている国…。
残念ながらそれは日本です。

性的モラル低下の著しい傾向、そして、エイズから興味を失ったマスコミ…。
ボノもその事を知っていて警告を発しているのではないでしょうか。
アフリカほどの深刻なる事態ではないものの、他人事ではないはず。

「ロックスターとしての名声なんかいらない。でも正義の実現に役立つなら
喜んで使う」と語るボノ。これからU2を応援しようかな…。