氷川丸とマリンタワー
上の写真に写っているのは氷川丸とマリンタワーです。
どちらも横浜の名物として長い間親しまれてきました。
その長さは実に４５年です。
マリンタワーが建設されたのが１９６１年、高さ１０６メートル。
ギネスブックには世界で最も高い灯台として記録されています。
高さ１００メートルの位置に展望台が設置されており、横浜港と
横浜市街の景色を楽しめるようになっています。
展望台の他に、カフェやゲームコーナー、お土産屋などがあり、
夜はライトアップされ、横浜の夜景を彩っているのです。
氷川丸は１９３０年生まれ、全長１６３メートル、高さ４２メートル、
乗客２８０人、北太平洋を２３８回横断し、延べ２５０００人もの
乗客を運びました。戦後は復員輸送に従事し、その後、貨物船、
或いは客船として就航したのち、１９６０年引退。
１９６１年から現在の位置である山下公園前に係留されています。
船内は各種イベントに使われ、夏場はデッキがビアガーデンとなります。
マリンタワーが建設され、氷川丸が係留されてから４５年です。
偶然ですが、私の年といっしょなのです。
この二つの施設が、１２月２５日をもって営業を終了します。
氷川丸マリンタワー株式会社が、経営悪化となったためです。
横浜にあって当たり前の風景がなくなってしまうのでしょうか？
自分と同じ年月を経てきた施設がなくなるのは寂しい気がします。
しかし、保存を望む声が高く、現在、横浜市が再生事業を立ち上げて
いるらしいです。時期経営母体を公募し、選定計画もあると聞きます。
今日と明日、クリスマスの夜、しばらくお目にかかれない氷川丸と
マリンタワーに人々が殺到していることでしょう。
