yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

K-1に思う…


昨日、テレビでK-1を見ました。
K-1 Wold Max 2007 日本代表決定トーナメントと銘打ったこの
大会は、その名の通り、世界大会に出場する日本代表を選ぶための
大会です。

その一回戦で印象的な試合だったのが
小比類巻貴之 vs アンディー・オロゴン でした。

小比類巻は言わずと知れた日本人トップファイターです。
アンディー・オロゴンはタレントのボビー・オロゴンの弟です。
タレントとは言え、大晦日の格闘技大会で勝利するなど、その身体能力
は素晴らしいものがあると言います。弟のアンディーにも期待がかけられ
K-1出場となった訳です。

それにしてもプロ経験10年の小比類巻に、これが三試合目のアンディー
がかなう訳がないというのが前評判でした。ところが1RでKOと宣言
していた小比類巻が、3Rでドロー。延長ラウンドでダウンを喫し、
3-0の大差で判定負けという大番狂わせになったのでした。

試合自体は試合後、両者が足を骨折していたというほどの激しいものでした。
確かに、アンディーの頑張りは素晴らしいものがあったと思いますが、
それにしても小比類巻に勝てない相手ではなかったはず。試合後に
小比類巻は足の負傷を押しての出場だったのが判明しますが、
それにしてもです…。

別にこの試合がどうというわけではないのです。
小比類巻っていうのは、確かにトップファイターなのですが、
ここ一番って時に勝てない。頂上近くまでは行くけど、頂上まで行けない。
魔裂斗は、連続で日本チャンピオンになると、そのまま世界を取りました。
小比類巻も同じように日本チャンピオンで連覇しましたが、世界では負けている。

別に格闘技に限った事ではないですが、どんな世界にもいそうですね。
頂上まで行ける人と、近くまで行っても、決して頂点を極められない人って
どうちがうんでしょうね。ふと考えてしまう試合でした。