「クラッシュ」 馳星周
「クラッシュ」 馳星周 徳間文庫
「本の事など」を更新したのはいつ以来かと、
おそるおそる見てみると、なんと3月29日が最新だった。
なんと、
先月は一冊も本を読まなかったという事になる。
マズイぞ…。 もうちょっと一生懸命読まねば…。 (^_^;)
一時期は一ヵ月に10冊もの本を読んでいたのに…、
そんな焦りの中、なんとか一冊読んだのが馳星周であった。
この本、実は風呂で読んだ。
風呂に入るとき、本を一冊、持って入る。
湯船につかっているときになんとなく読んでいる。
いつもは、コンビニで売っているような雑学物で、
読み捨てみたいな本がほとんどなのだが、
適当なのがなかったので、これを持って入った。
湯につかりながら、のんびりと読むには、
ちょっと、釣り合ってない内容である。
あの名作「不夜城」の匂いがぷんぷんとする。
新宿歌舞伎町、渋谷センター街、
麻薬、ヤクザ、中国マフィア、強姦、暴力
ありとあらゆる人間が破滅への道を
狂気のごとく、転がり落ちていく。
八つの短編の中に、壊れた人間たちに生き様が、
ありありと見てとれる。
ストリートギャル
ギャングスター
溝鼠
スリップ
ジャンク
土下座
マギーズ・キッチン
クラッシュ