決闘
梅雨入り宣言(と今は言わないらしいですが…)してから一週間ばっか
経ちましたが、今日、ようやく雨が降りました。
暑いのは好きなんですが、近年の猛暑にはちと、辟易気味なのです。
ま、でも、いくらか涼しげなる朝を迎えたのでした。
寝ぼけ眼で、台所へ行き、灯のスイッチをオンにしたとたん…、
カサカサ…
という、音とは違う、言わば気配のようなものを感じました。
む…。
来たか…。 今年はじめてかもしれん…。
素早く当たりを見渡すと…、
手ごろなものがありました…。
横浜ウォーカー…、
雑誌であります…。 拾いあげ、丸め込んで、棒状にします。
息を殺し、精神を集中させます。
どこにいる?
ふふ…、貴様、それで気配を消し去ったつもりだな…。
あまい…。
私は、台所灯りのスイッチの下にあるゴミ箱を軽く蹴りました。
とたんに、奴は、壁を上の方に駆け始めたのです。
もらったぁ~~~~~~~~!!
奴の行き先を計算して叩いたつもりでしたが、はずした!!
奴は壁から転げ落ちました。
どこだ?
どこに行きやがった?
再び、沈黙…。
しかし、びびった奴は、かさかさと気配を感じさせています。
バカめ!!
床をどんと踏んでみました。
これで奴は再び現れるに違いない。
って、奴、何を血迷ったか、私の方へ一直線に走ってきた!!
うわー!!! こえ~~~~~~!!
しかし私は、今度こそ、横浜ウォーカーを奴の脳天に食らわせて
やったのでした…。
ご臨終…。 のはずが…。
しかし奴の生命力は絶大でした。
上半身が死んだというのに、足はばたばたしている…。
恐るべし…。
私は奴に止めを差すと、ティッシュにくるんで捨てました。
これから、奴のシーズンです。
ゴキブリよ! お前はすでに死んでいる!!
って…
>┼○ バタッ
(。-ノ-)/Ωチーン!! (。-ノ-)ノ彡☆ポクポク!!