yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

ゴキブリ、来たりて、人質る…???その2


奴が、怪人二十面相のように、忽然と姿を消してから3日が経った。
しかし、あの逃げ足からして、奴が死んだとは思えない…。
必ずまた現れるはずである。

氷殺ジェット」が効かないとあらば、最終兵器を使うしかない…。
元気さんのコメントじゃないが、このクソ暑い中、背中が涼しいくらいに
思っているのだろうか?
おのれ…、あれは、時候の挨拶だと思えよ…。

俺はエコブームの昨今、殺虫性分の無い「氷殺ジェット」で、地球に優しく、
環境に優しくしようと思ったのだが…、貴様にはそのグローバルスタンダード
環境保全に対する配慮が足りんらしい…。

今度、出てきたら、教えてやろう…。 俺の怖さを…。 ふふふふ…。




再び、かさかさ…と言う音がした。

キタ━━━ヽ(≧∀≦)ノ━━━ !!!!!

ちっとばっか酒の入った私ではあるが、(いや、だからこそ…?)
全身の血液が逆流するような勢いで憤り、しかも、冷静だった…。
耳の神経は、ダンボの100倍ほども膨張し、音の方向を特定するのに
懸命だった。

しかしまたしても…、

がさがさ…

バカめ!!

奴のいるところは特定できた。
台所だ。 これならば、最終兵器が存分に使える…。
私は抜き足差し足で、台所に入る。
手に持っているのは「ゴキジェットプロ」である。
「秒殺ノックダウン」の宣伝文句を謳う強力兵器なのだ…。

どこだ…??

息を殺しながら、台所を見渡す…。
きったねぇ台所だなぁ…、やっぱ、これじゃゴキブリだって出るよな…。
と思いつつも…。 奴の姿を確認できない…。

どこだ?? どこだ??

焦燥感がつのる…。 あの音は確かに…??
ふたたび、気配が??? しかも背後に!!

おっかなびっくり後ろを振り向くと…。
いた~~~~~~・・・。
おのれ・・・、俺の背後を取るとは…。

壁のど真ん中に、偉そうに奴はいた…。
体長6センチ、今にも飛びそうである。 飛んだらこわいぞ…。(泣)

これでもくらえ~~~~~~~~~~!!!!

ゴキジェットプロを奴に噴射した。
氷殺ジェットの時と同じ様に、奴はするりと逃げる! しかし、
今度は地球環境に優しくはないぞ! ほんの少しの霧が奴の背中に
掛かった途端に、奴は壁から落ち、もがき苦しんだ!!

効いてる!!
とどめだ!! 
噴射ノズルを奴に向けた途端に、奴は必死で逃げ出した。

第二発は空を切り、奴は台所から部屋に駆け込んだ。
しまった…。
なんと、こともあろうか、奴の逃げ込んだのは、
立てかけてあったホアンエルナンデス(私の愛器、ギターです)の裏…。

なに…??

いくら、効果絶大でも、これではゴキジェットプロは使えない…。
おのれ~~~~~~!! ゴキめ!!
歯軋りして悔しがる私を尻目に、奴は気配を消した…。

どうしたらいいのだ?
下手に驚かして、サウンドホールの中になんぞ、入られたらたまった
もんではない…。

ホアンエルナンデスを人質に取られた私は、しばし何も出来ずにいた…。



しかし、私は感じた…。
奴は確実にダメージを負っている。 ギターを駆け上るほどの体力は無いはずだ。
意を決した私は、ホアンエルナンデスのネックを取り、一気に上げた。

いた!!
まさにギターの陰…。
1億年も、生きながらえてきた本能が、そこを安全地帯と察したのか?
ならば、そうだろう…。
しかし、お前は最初の一撃で、ダメージを負い過ぎた…。
今すぐ、楽にしてやろう…。

私はゴキジェットプロの容器を持つと、
その底をゴキの上めがけて振り降ろした…。

最初の毒が回っていた奴は、一歩も動けず、ゴキジェットプロの下敷きになり、
ティッシュでくるまれて、更に押されて、完全に没命した…。





こうして、氷殺ジェットは、ゴキブリには無力であり(対称外、害虫だからね…)
やっぱし、ゴキジェットプロはゴキに有効であることが判明しました…。

まぁ、でも、一番効果的なのが、打撃なんですわな…。
まさか素手じゃ気持ち悪いので、スリッパとか、丸めた新聞、週刊誌とか、
今回のように、なにかの容器の底だとか…。

しかし、女性にはかなり勇気のいることでしょうし…、
男性にとっては、それまで培っていた面目を失いかねません…。

夢の「ゴキブリ氷殺」…、なんとかできないかなぁ???