あれから、一年…

覚えていますか？
福岡県で、飲酒運転の車に追突されて、ＲＶ車が海に落ちて、
幼児、３人が死亡した事件…。

あれから、もう一年なんですね…。

ついこの前のような気がします。
あれから、飲酒運転に対し、世間の厳しい批判が高まり、
法は改正され、人々の意識もかなり変わってきました。
代行運転なる職業が、登場し、飲み屋のおやじも、うるさくなった
と聞きます。


しかし、どんなに世間が変わろうと、愛する子供たちを三人も
失い、しかも自分たち夫婦が生き残ってしまった現実に、
地獄の業火に焼かれるよりも、苦しい思いをした被害者の両親…。

きっと、加害者に対する憎悪だけで生きてきたのでしょう…。

こんな悲劇的な事件の後…、
大概、夫婦は生きる望みも、お互いをいたわる優しさも忘れ、
お互いのせいではないのに、傷付け合い、離婚してしまうケースが
多いと聞きます…。

でも…、この夫婦には…。

９月に出産予定の赤ちゃんを授かりました…。

良かった、良かった…。

ご夫婦には、亡くなった子供たちを忘れる事はできません。
深い悲しみの底から、這い上がる事はまだしばらくできません。

でも、過去の重圧なる悲劇の重さを引きずりながらも、
新しい命を大切に、育んでいかねばなりません。


がんばれ！

大上哲央さん、かおりさん！！