yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

チャンピオン


連日、スポーツ新聞の一面を賑わせてきた、ボクシングの
「反則騒動」ですが、どうやら、落ち着いてきたようですね。
今日のスポーツ紙一面は野球の記事がほとんどでした。

WBC世界フライ級タイトルマッチで、反則行為を繰り返した
挑戦者、亀田大毅に対し、JBCは一年間のライセンス停止、
父親の史郎氏に対し、無期限のセコンドライセンス停止、
興毅に厳重戒告、所属事務の金平会長に対し、クラブオーナー
ライセンス、3ヵ月停止、
などの厳重処分を下しました。

17日に記者会見が開かれ、史郎氏、大毅選手、金平氏が会見。
頭を金髪から坊主にした大毅は、一言も発せず、わずか2分で
退席…。 史郎氏も反則支持に関しては否定。

誠意が無いのではないのか、とマスコミは叩きました。
その中で、唯一、「反省の気持ちは伝わった」と称えたのは、
当事者の内藤選手でした。

内藤選手は、試合の後、いろいろなメディアに露出し、
大毅選手の反則を指摘しつつも、

「思ったより良い選手」
「もったいない」
「これからに期待したい」

などと、大毅選手を称えるコメントを残しています。


そして今日の報道…。

大毅選手は、後援会関係者と、内藤選手の自宅を直接訪問し、
謝罪しました。 玄関先で深々と頭を下げた、とあります。

頭を丸め、記者会見で一言も発する事の出来なかった
その悲壮なる姿に、反省の色を窺い知る事が出来ます。
万が一、これが演技だとしたら、違った意味で凄いですけどね。


チャンピオンはあらためて、
「わざわざ来てくれて、気持ちは伝わりました。
この問題はこれで本当に終わりです」
終結宣言をしました。


内藤選手は、苦労に苦労を重ねてチャンピオンになった人です。
長期政権もかなわぬ、最年長チャンピオン。
今だからこそ、心技体を備えたチャンピオンなのかもしれませんね。

心の未熟な大毅には、教わる事が多かったはず…。
亀田家の問題はまだ、これからも続きますが…、
TBSの演出ではない、真のドラマを期待したいです…。


亀田家を天狗にしたのは、
視聴率に飢えたテレビ局と、テレビ局から得られる多大なる金を
貪ったジムではないでしょうか?

試合を演出するのは、ファンサービスでも、
試合内容を演出するのは、ファンに対する冒涜です。

今回の事件は、プロスポーツの興業の在り方と言うものを
考えさせられるものでした。