女王降臨 ファイナル
最近、ちょいと忙しかったり、体調が悪かったりで、
ぼうっとしていたら、ずいぶん更新をサボってしまいました!!
しかもシリーズものの途中だったっちゅうに!!
で、ま、
ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターさんのコンサート記事
でしたね…。 (←あんた、忘れてたんじゃない?)
コンサート終了後、とっても良い気分で出口に向かったのです。
二階から見ると、一階のCD売場なんかは押すな、押すなの大盛況。
出口まで、のろのろと歩くと、なんかみんな出てかない??
何?
係員の方が段ボール紙をもってる。
「サイン会開催」
だと??
サイン会!!!!
まじっすか?
それでこんな大盛況??
並ぶべし!!
ってなわけで並んだは良いんだけど、
やっぱ、CDとか買わなくちゃいけないのかなぁ?
もう、何枚も持ってるんだけどなぁ…。
今から、CD買って並んだら、すご~~く後ろのほうに
なっちゃうものなぁ…。
「サインは、お一人様、一回でお願いします。
サインしてもらうものは、CD、パンプレット、なんでも結構ですが、
お一人様、一回でお願いします」
と係員の方が叫んでおりました。
ラッキ~♪
パンフにしてもらおうっと♪
で並ぶこと1時間。
私の前には、親子連れがおりました。
小学校低学年くらいの女の子とお母さんでありました。
女の子曰く
「ねぇ、ママ、お話できる?」
「そうねぇ。コンサート終わったばかりだから疲れてるしね。
これだけの人数がいたら、もっと疲れちゃうんじゃない?」
「英語じゃないと分かんないよねぇ~」
「そうねぇ」
さて、あと10人くらいのところから、ムターさんが見え出しました。
頭も上げずに、せっせとサインをしておりました。
やっぱりちょっと疲れた表情…。
ムターさんは5日連続コンサートの、今日はちょうど真ん中の日で
あります。そして、明日のコンサートは倉敷…。
こんな大物が、ハードスケジュールの中でサイン会なんてエライなぁ。
さて、例の女の子の番…。
彼女はCDにサインをもらいましたが、大きな声で、
「ムターさん、ありがとう!!」
と叫んだのです。
ムターさん、頭を上げると、満面の笑顔を浮かべながら、
早口のドイツ語(たぶん…)で女の子に話しかけました。
そばに通訳の方がいて、いろいろ話しかけてくれます。
「ヴァイオリン習ってるの?」
「どんな曲をやってるの?」
なにやら、女の子はムターさんからアドヴァイスを受けた模様。
通訳の方、日本人のスタッフ、外国人のスタッフから笑顔が
こぼれます。
笑い声も響きます。
「がんばってね♪」
一瞬にしてサイン会の会場、(狭い通路の奥なのですが)が
明るく、暖かい雰囲気につつまれました。
ムターさんにも子供がいると聞きます。
そこにいたのは、ヴァイオリンの女王などではなく、
とっても、ステキでかわいい、外国人のおばちゃん(失礼!)でした♪
女の子のおかげで、しばらくムターさんを拝見できたのが
ラッキーでした♪