yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

男も頑張った!


今朝の朝刊を見ておったまげました!!

男子400メートルリレー銅メダルの記事です。
日本人が、かけっこで銅メダルを取ったの??

女子のマラソン以外、陸上で日本が勝つことがあるとは・・・。


記事をよく読んでみると、なんと強豪チームは予選で消えたとの
ことです。 なぜこんなことになったのかといえば、
バトンの受け渡しのミスだとか・・・。

今の主流は、受け手が掌を上に向け、渡し手が、上から下に
バトンを渡します。 日本は逆なのだそうです。
日本のやり方だと、走者同士が接近せねばならず、
距離がかせげないのですが、確実性は高まるのだとか・・・。

しかし、日本はバトンのパス時間を訓練によって短縮し、
確実性と、速さの両方を鍛えたのだそうです。

個々の力量は、劣っても、バトンと言う繋ぎを強化することにより、
日本陸上男子初のメダル獲得になったのです。
各選手が手渡したのはバトンだけではなく、勝ちたいという強い
気持ちもあったでしょう。

これぞ、まさしくチームワーク!!

やったぜ、日本男子!!



そうして、ここにもドラマが・・・、

アンカーの朝倉選手。
36歳のベテランであります。日本陸上界の顔でもあります。

92年のバルセロナ五輪
当時交際中だった妻の奥野史子さんと、一緒に行こうと誓い、
しかし、自分は国内予選で敗れました。
史子さんはシンクロナイズド・スイミングで銅メダルを獲得。

惨めだったそうです・・・。

この悔しさをバネにして、日本のトップに君臨しましが、
メダルまでは届かない。 
妻は「メダルだけじゃない」と励ましましたが、
夫は「メダルを取ったから言えるのだ」とやりかえしました。


屈辱から、16年後、
引退を撤回して望んだ最後の五輪で、朝倉選手はついに
やりました。 妻と同じ色のメダル・・・。

本人のうれしさは当然でありましょうが、
肩の荷が下りたのは奥様もいっしょではないのでしょうか・・・。

スタンドでレースを見ていた奥様は、長女を抱き締めながら
泣いたそうです。

「最高のパパ、200%の夫、お疲れ様でした」
と・・・。