フィルハーモニア管弦楽団 １

１２月９日、
東京の、六本木一丁目の駅を降り立った時は、
霧雨が、やや小雨になっておりました。
会場まではほんの徒歩５分ですが、
私は、鞄の中から折りたたみの傘を取り出すと、
ゆっくりと、なでらかな坂を上がっていったのでした。

目的地はサントリーホール。
今日、ここで、コンサートが行われます。

ウラディミール・アシュケナージ指揮、
フィルハーモニア管弦楽団、
ヴァイオリン協奏曲のソリスト、
諏訪内晶子。

この豪華な組み合わせに、
清水の舞台から飛び降りる気になって、高額（私にとって）の
チケットを購入してから、だいぶ経ちます。

ついに来た！！　この日が！！

私は、ちょっとした興奮を抑えられず、
サントリーホールに向かいました。

すると･･･。

なんと、周辺はクリスマスイルミネーション？？

いやが上にも雰囲気を高めます。
早く着きすぎたと思っておりましたが、
すでに雨をよけ、サントリーホール正面の軒下には、
たくさんのファンがつめかけておりました。

開演どころか、会場までもまだ３０分以上あるというのに･･･。

雨は冷たく、きっと気温も低かった筈ですが、
ここにあつまる人々の心は同化し、
体感温度を上げていたと感じるのは私だけではないはず･･･。

開場までも、あと３０分･･･。

続く・・・。