ニューイヤーコンサート その一

一月四日、日曜日、私は川崎駅に降り立ちました。
何年振りか、いや、１０何年か、２０何年かってところでしょうか･･･。
私の「川崎」と言う街のイメージはあまり良いものがありません。

駅前に居座る、浮浪者の大群、ソープランドのメッカ、
ぼったくりバー、日々進化している風俗営業店･･･。
競馬場を目指す、柄の悪いオヤジたち･･･。

あまりキレイな街ではありませんでした。

ところが、今、下り立った川崎と言う街･･･。
ＪＲの汚さはそのままなのに、改札口を出たところから、
別の都市に変わっていました。

クラシック音楽などというものが、
これほど似合わぬ街は他になかったはずですが、
ちゃんと、ミューザ川崎　シンフォニーホールという、
立派なコンサート会場が出来ていました。

駅から、雨にも濡れずに行ける通路は、
曲戦を基調とした、素晴らしい建設美とでも言いましょうか･･･。

そしてここがミューザ川崎であります。
茶色い壁に♪たたくさんある建物の奥に、楕円形を連想させる
建物が見えますね。これがホールです。
地上４階に、一階席があります。

さてさて、そのミューザ川崎まで連絡通路を歩くと、
そこには妙なオブジェがありました。

傾いた家と、おたまじゃくしのような白い生物？

なるほど、この空間が芸術空間なのですね･･･。

ミューザ川崎というのは、ショッピングモールのようなものなのでしょうか。
その４階にシンフォニーホールがあるという、なんだかヨーロッパのような
雰囲気です。

ホールに上がる連絡階段は、こんなふうに華やかでした･･･。

開場まで、あと一時間、ありました･･･。