yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

しっぽ大王の独り言 03

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今日は雨である。

丘の上アパートは断崖絶壁みたいなところに建っておる。
断崖側の部屋には、ベランダがついていて、
反対側にも部屋が並ぶ。

我輩は、とあるベランダにて、雨をながめていた。
まだ昼前の時間である。
と、聞き覚えのあるバイクの音が・・・。
たいら氏のバイクかも? 
仕事に行くには随分遅いではないか?
駐輪場に行くと、たいら氏の赤いスクーターが無かった。
今日はお休みなのであろうか?
しばらくするとまたバイクの音がして、たいら氏が帰宅した。

しめた。 ごはんにありつけそうである。

早速、たいら氏の部屋の前に行き、洗濯機の上に乗っかって
「うをぉ~~~ん うをぉ~~ん」
と鳴いてみた。

すぐにドアが開いたので、するりと部屋に上がる。

「や~~~、おはよぉ~~!!」
とたいら氏。

なんだか御機嫌の様子である。
ごはんをもらい、食べている時でもなにやら話しかけてくる。
申し訳ないが、食べている時は聞いていない。
が、食後に、部屋でごろりと寛いでいる時はちゃんと聞いている。

が、たいら氏はいつも最後に、
「ま、お前に言ってもわかんないけどなぁ」
と言う。

なんと失敬な・・・。
我々、猫族、ことに人間と生活を共有している猫は、
ちゃんと人間の言葉を理解しておる。
人間が分からないと思っているだけなのだ。

コミュニケーション能力では、猫族は
人間をはるかに凌いでいる。
我々猫族は全世界に分布しているが、
国の違いなどに関係なく、ちゃんと意志の疎通が取れる。
人間は国が違うと、使用言語が異なるので、
あたふたとしておるではないか。

大体が、「国」などというのは人間が勝手に決めた線引きで、
他の生物には関係の無い。迷惑な話である。


「しかし、お前ってデカいよなぁ・・・」
とたいら氏がまた話しかける。

「あと、二回りくらい、小さかったら
 すっごくかわいいんだけどなぁ・・・」


余計なお世話だ。