yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

しっぽ大王の独り言 04

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春は近いらしい。
小春日和のおだやかな陽射しと、
冷たい雨の日々を繰り返して春は来るのだ。

そんな寒暖のくりかえしの日々の中、
我輩は、ベランダでくつろいでおった。
今日は小春日和である。

友人の茶太郎と、黒べえといっしょに、
ひなたぼっこをしていたのである。

そこへ、バイクの音がした。

ゴハンのお帰り・・・、
いや、失敬・・・。
たいら氏のお帰りである。
お出迎えしなくてはならない。

たいら氏、妙に上機嫌である。
「うほほほ~~~♪」
とかいいながらスキップをかましておる・・・。

何事であろうか?
我輩を見つけると、
「おおお! しっぽ君! ただいまぁ~~」
と頭をなで、あごをさすり、背中を二回ほど
ぺんぺんと叩くと、またしてもスキップをかまし
部屋に行く。

ちょっと唖然としたが、ここでびっくりしていては
ゴハンにありつけない。
ドアの隙間から、部屋に滑り込むと、
たいら氏、なにやら積み上げておるが・・・。

ははぁ・・・。
CDを買い込んできたのであるな・・・。
それでご機嫌なわけか・・・。

なに?
猫のくせにCDを知っておるのかだと?
失敬な・・・。
我輩くらい人間と密着した生活をしている猫は、
たとえノラでもCDだのDVDくらい知っておるぞ。

CDは音がでるやつである。
DVDは絵がでるやつである。
どうだ? 正解であろう?
つくづくも、食べられないのが残念であるが・・・。
形はせんべえみたいなのにな・・・。

ま、そんなことはいいんだが、
たいら氏、我輩の存在を忘れたようである。
仕方がないので、足元を軽く引掻いてみた。

「痛いなぁ・・・もう・・・、ってか、いたの・・・」

ってか、あなたが帰ってきてから
ずっといるではないか。
はやくゴハンくれ・・・。


やっとゴハンにありついた。

お腹がいっぱいになったころ、
部屋からはピアノの調べが聞こえてきた。

我輩、何を隠そう、ベートーヴェンピアノソナタファンである。
特に食後は、「悲愴」の第二楽章が良い。
大変によく眠れる。

それでは、おやすみ・・・。