yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

ライバル


たびたびこのブログに現れるしっぽ大王ですが、
野良猫であります。 もとは飼い猫だったと思いますし、
誰が見ても日本猫であるはずもなく、体格といい、しっぽといい、
洋猫であることは間違いないです。

でも、野良猫ですから、やっぱり、縄張りというのがあるらしい。
彼の傘下にある、茶太郎や、くろべえは可愛がるくせに、
他の猫が来ると、威嚇して追い払います。
しっぽ大王は体が大きいですから、大概の猫は逃げます。

それでも逃げないのが、ポン太。
初めて見た時は、しっぽ大王の兄弟かと思いました。
なにせ、怪傑ゾロ風の顔カラー・・・。
でもよく見ると、しっぽ大王の様に長毛ではないし、
何よりもしっぽが短い。
カラダはしっぽ大王より一回り小さいですが、引かない・・・。

「うお~~お、お~~~、お~~~」
とこの辺で猫の声がしたら、二匹の対決です。
長い間、威嚇の声を上がると、引掻き合いの、噛み付き合い・・・。
「ギャワワワ~~」
「シャア~~~」
などと、奇声が聞こえたら、飛んで行きます。

別にポン太に恨みはないけど、とりあえず追い払います。


まぁ、猫の世界のことだから、人間が介入する余地はありません。
ところが、今日は、ちょっと違いました。



しっぽ大王は、うちでゴハンと食べるとごろ~んと寝ておりました。
陽気も良いので、部屋のドアを開けておいたら、
なんと、ゴハンの匂いをかぎつけたのか、ポン太が入って来ました。
しっぽ大王がむくりと起き上がり、
「クァ~~」
とやり始めたときに、初めて気付きました。
部屋の中でやられたら、たまったもんじゃないですから、
ポン太の側によれば、いなくなるはずですから、そうしたのですが、
ポン太は逃げましたが、なんと、しっぽ大王がそれを追う!!

ありゃま~~~!!

どこに行ったのか分かりませんでしたが、しばらくして、
「ウワァ~!!」
「ギャアアオオ!!」
と凄まじい声。 
アパートに隣接している一戸建ての庭でファイトしているような・・・。
あわてて出てみると、アパートと家を隔てている塀の上に、
しっぽ大王が現れました。
しっぽ大王の毛が、ふわっと風に流れていきました。
相当やられたようです。

突如、私の目の前の塀の上に、ポン太が現れました。
びっくりしましたが、つい、この野郎!と思い、
「クワァ~~~~~~~~~!!」
と脅かしたら、塀から落ちて、一目散に逃げました・・・。


はぁ・・・。

しっぽ大王は、塀の上をとことこ歩いてやってきました。
歩くたびに、毛がふわふわと飛んでいきました。
ケンカするなよ・・・、
と思いつつ、猫には猫の世界があるのだと知らされました。

まぁ、この辺で、派手な猫のケンカといえば、
しっぽ大王VSポン太なのですね。

別に動物は、人間と違って、死ぬまではやりあわないから、
大丈夫だとは思いますが、あんまりやりあって欲しくないですね。