院長
昨日のことであります。
その前の日、ちょっと外に出してやったしっぽ大王ですが・・・、
久し振りの外出に、雌猫を追っかけて失踪!!
なんと、昨日の午前三時に帰宅・・・。
心配で眠れなかった私をよそに、「腹減った」と鳴きます。
ゴハンをやると、ガツガツと食い、ミルクをガブガブと飲み、
あっさり~~と寝てしまいました。
その寝顔を見ながら・・・、俺っていったい・・・。
毎日、ゴハンを上げている俺より、雌猫が大事なのかよ!
と軽い嫉妬を覚えておりました。
それはともかくも、二週間が経ちました。
薬を飲み続けた二週間です。ちゃんとよくなっているかな・・・。
午前九時を過ぎると、熟睡のしっぽ大王をむりやり
キャリーケースに押し込んで、病院まで行きます。
平日の朝っぱらから、列をなしている病院です。
20分ほど待たされて、診療室に入りました。
傷のあったお腹と、胸を見てもらいました。
それぞれの腫れを見てもらいました。
検温してもらいました。
体重を見てもらいました。
結果は・・・、
全て良好!!
\((( ̄( ̄( ̄▽ ̄) ̄) ̄)))/ヤッター!!
でも、白血病ウイルスは、無くなったのではなく、骨髄で潜伏し、
血液中に流れ込んでいないだけなのだそうです。
これからのことを先生に相談すると、
先生は、ワクチンを打ち、去勢をして、室内で飼えば安全です、
とおっしゃいました。
でも・・・、
今まで、外で自由に暮らしてきたしっぽ大王は、
閉じ込められることが、大嫌いというのは、私が一番よく知っています。
そのことを先生に伝えると、
「そうですか、それなら、それがこの人の生き方じゃないでしょうか」
とおっしゃいました。
先生は、猫に向かっても、「この人」とおっしゃいます。
そして、三種混合というワクチンを打ってもらいました。
私が先生に寝堀葉掘り聞く間にも、先生は櫛を片手に、
しっぽ大王の毛を掬ってくださいました。
しっぽ大王の過去は知りません。
私が育てたのではありませんから、信頼もされてないと思います。
どんな猫なのか、実は良く知りません。
でも、
自由にしてやろう! と思いました。
これだけ大きい猫ですから、(体重増加、現在7.4キロ)
ケンカしたって、そう簡単にゃ負けないでしょう。
(って先生もおっしゃってました)
と、足下で、なにやら・・・、
茶毛の虎模様の子が・・・。
この子は前も見たけど・・・。
しっぽ大王のキャリーボックスの中に入りこんでおります。
この前、来た時も確か、先生の机にいたなぁ・・・。
首輪についているプレートには「院長」とありました。
この猫は?と先生に聞くと、
「ああ、これはうちの猫なんです」
「あの、院長なんですか」
「そうなんです、うちの院長」
と笑いながら先生はおっしゃいました。
院長は、キャリーボックスの中から出されると、
先生の机の上で、おとなしくしておりました。
とても可愛い院長ですよ。
ここ、良い病院だとおもいませんか!!
精算の時、三種混合ワクチンの料金だけ取られました。
検温しまいたよ。 お腹とか、胸とか見てもらいましたよ。
しつこく質問する私に、先生はいろいろ答えてくださいましたよ。
それは診察費にならないのですか・・・。
先生、ありがとうございます・・・。(涙)
さて、本日、
腹が減ったときだけ、来れば良い。
そう思い、今朝、出勤するときに、しっぽ大王を外に出しました。
夕方帰ると、しっぽ大王はいませんでした。
一時間経過あたりで、見回すと、駐輪場に座っていました。
呼ぶと、飛んできました。
お~~~、良い子じゃ~~~!!
とゴハンを与え、ミルクを飲ませてやりました。
と!
食って、飲んだら、とっとと出て行きましたとさ♪
うはは・・・。
その後も、出たり入ったりをしながら、しっぽ大王は、
外をうろついております。
ま、いいですけどね。
元気なんだから♪
また、雌猫を追っかけて、いなくなりました・・・。
だははははは!!
(誰に似たんだよ・・・)
でも、実はドスケベだったしっぽ大王は、(爆)
さくらさんや、先生に助けられた、ラッキーキャットなのかもしれませんね。