健気な女??
「ペール・ギュント」
今日はクラシックですよ~~。最近買ったCDです。
ヘンリク・イプセン(1828~1906)の詩劇に、エドヴァルト・グリーク(1843~
1907)が曲を付けたものです。全5幕、曲数26と言う編成ですが、その後
、8曲を管弦楽の演奏用として改編したそうです。今回のCDにはその8曲
が収められています。
ところで「ペール・ギュント」のあらすじです。
ペールは豪農の息子として生まれたが、父の放蕩三昧で、家は没落。父が
この世を去ってからは、母の溺愛を受けて育つが、仕事嫌いで、嘘吐きの
夢想家として成長してしまう。
そんなペールにもソルヴェイグと言う純情な恋人がいた。しかし、ペール
は幼馴染で、地主の娘でもあったイングリッドの結婚式に、呼ばれない事
に腹を立て、花嫁であるイングリッドをさらって逃げてしまう。だが、ペール
はイングリッドを一晩で捨ててしまった。ペールは山中に逃げた。
山中には魔王が住んでいた。魔王や、妖怪や、魔王の娘に翻弄される
ペールのもとにソルヴェイクが駆けつけるが、魔王の娘は子供を連れて来
て、ペールの子供だと言い張る。ペールは母の元に逃げるが、母親は死
の床にあった。母を看取るとペールはまたしても逐電した。
時は流れて20年後。ペールはアフリカのモロッコで一旗上げ、巨万の富
を得た。しかし、アラビアの酋長の娘アニトラに入れ込み、散財の挙げ句
に、アニトラを得る事にも失敗した。
それでもペールはカリフォルニアで成功し、またしても大金持ちになる。
しかし年老いた彼は故郷に帰ろうと船上の人となった。ところがノルウェー
近くで船は難破。全財産を失い、命からがら故郷にたどり着く。
無一文になって、それでも故郷で待っていてくれる人がいた。すでに盲目
となり、白髪となったソルヴェイクだった。
ソルヴェイクはペールを許し、彼の為に歌った。
いや~感動ですね~~、でも男だけね。
だって、何と言う男性本位で勝手な物語かと、口あんぐりとしてしまいます
ね。別にあたしゃ、フェミニストでも何でもないですがね。だってそう思いま
せんか?
ま、男と女の間ってのはいろいろありまさ~ね。惚れた、はれたの、やれ、
不倫だ、純愛だって…。男が女を好きになるのも、その逆も、理屈なんか
無い訳で、そこに倫理だの法だのって捻じ込んだって、うまくはいきません。
でも、それにしたってヒドイじゃありませんか~。このペールとかって野郎
は!! でしょ~~? 彼女いるんだろ?おめ~~?? 人の嫁さんかっ
さらってどうすんの?ま、いいや、そこんとこはちょっと譲ってやら~。
人の嫁さんだろうが、なんだろうが、「卒業」とかって映画もあるこったし
な。不本意な結婚を強いられて、泣く泣く行く女をかっさらって幸せにして
やるってのも、男としちゃ、カックイーだろ。でもおめ~は何よ?ペール!!
一晩で捨てちゃったってか!? 一発やってバイバイか? それって
ど~よ、ペール!! おじさんかなり怒ってるぜ~~。
それとソルヴェイクさん!あんたもあんたでしょ!
なんでそんなへんちくりんな野郎をいつまでも待ってんのさ~!人生台
無しじゃんか!! いくら昔の話しだってさ~~そこまでするか普通?
え、いいの? そうなの? ま、ソルヴェイクさんがそう言うならいいんだ
けどさぁ~~。 今の世の中は女だってちゃんと自分の為に生きてるんだ
ぜ~~。
え?
「あの人の為に生きるのが、私の為だから」って・・・? そ、そうかい、そん
ならいいんだけどよ。そかそか、その時代って女はそうだったんだな。 ま、
いいや…。
やいやい!! 聞いたかペール!! ソルヴェックさんがここまで言って
んだろ~が! そこんとこど~よ!!?
え?「反省してます」だ? あったりめ~だろ!
え?「遅ればせながら、ソルヴィックを大事にします」だと? そかそか。
ホントおせ~よ、お前。でもま、いいや。
まぁ、納得出来ん話しですが、納得する事にしました。ちなみに物語は
「なんだと~~」って感じですが、音楽は素晴らしいです。
ちなみに神奈川県在住のくせに江戸っ子調になってしまいました。でも
やっぱ、人情モンは江戸弁に限りますぜ~。
(↑「ペール・ギュント」って人情モンなのか~~??)
お後がよろしいようで…
またね~~