しっぽ大王の独り言09
我輩は猫である。
名前は、しっぽ大王こと、ボスである。
たいら氏の家にお世話になっている猫である。
いつものように腹を減らせて、たいら氏の帰りを待っていた。
すると、たいら氏のスクーターの音がしたので、ゴハンだ!っと
ばかりにお迎えに参上したのだが、たいら氏はなにやらスキップしている??
何事か? と思いつつ、見ていると、荷物を抱えて部屋に入ったのである。
当然、我輩も後を追って家に入るも、荷物を広げてご満悦の様子・・・。
しばらくすると、たいら氏、振り返ると、我輩を見て、にたぁ~っと笑ったのである。
これは、危ない、きっと食われるに違いないと、身構えると、たいら氏は、
「こっちむけ~~♪」
と・・・???
たいら氏が構えた道具は、カメラであった。
・・・
助かった・・・。
我輩、実を言うと、最近成長著しい。
自分で言うのもなんだが、肥えて、たくましくなっておる。
さては、三味線の皮にでも売り飛ばされるのかと心配した次第である。
たいら氏はデジタル一眼レフカメラなるものを購入したのである。
でもって、いの一番に、我輩はモデルにされた訳である。
出来上がったシロモノを見るに、我輩にはたいら氏にあまり写真の才能は
無いように思われるが、それでも我輩が結構、男前に写っているのが
あったので、ここで発表しておく。