携帯電話、 溺死…!
携帯 溺死!!!
昨夜は二時半に目覚まし時計をセットしました!
でま、ウチの目覚ましはとっても律儀者でありますから、ちゃんと二時半に
鳴り出すのです。でも私は理不尽でありました。
「てめ~! るせ~~んだよぉ~」
とばかりに目覚まし君の頭を平手でぺしっと叩きました。
叩かれた目覚まし君は、納得がいきませんが、しかし、彼の体がそういう
構造になっている以上、黙りました。
それからしばらくたって、今度は携帯電話君が歌い出したのです。
「ルックバックアゲ~~イン!!オオオ~~」
ウチの携帯電話君は矢井田瞳ファンなのです。
ようやく、意識が「起きねば…」と思い始めているのですが、体が言う事を
ききません。
「むにゃむにゃ~~」
と、またまどろんでいくと、目覚まし君が再び雄叫びを上げます。
今度は目覚まし君の脳天にジャイアントチョップを決め、更に横にあるボタ
ンも押しました。
これで、目覚まし君は、十分ごとに鳴るという機能を停止させられたので
す。 ふふふ~、目覚まし君、今日も君の負けだぜ~~。
バカったれのたいらー君はまだ起きられません。
すると、携帯君がまた歌い出したのです。
「朝がぁ~~~来るまでぇ~~~、語りぃ~~あかしたぁ~~」
するとたいらー君はむくっと起き出しました!
何故なら、この曲は、始業三十分前の曲なのです。今は午前三時です。
今日の始業は三時三十分。通勤時間が十分だから…。
ま、なにはともあれ、土曜日ってのは忙しいのです。
駐車禁止の取り締まりも強化された事ですし、気合を入れるぞ!っと思う
瞬間…、ちとトイレ…。
用を足し、さて、さっぱりしたところで、今日も頑張ろう!と決意を固めた
途端に、便器に何かちゃぽん~っと…。
え? 何? んが?
け、け、け、携帯電話~~~????
急いで拾い上げましたが、時すでに遅く、液晶ディスプレイには何も表示
されず、ボタンのバックライトが点いたり消えたりと、それは断末魔の様相
でありました。
「け、け、携帯くぅ~~~~~~~ん!!」
私はトイレットペーパーを引っ張れるだけ出すと、携帯君を包みました。
しかし、それだけでは、表面上の水分しか取れないと気付き、裏蓋を外し、
電池も取り出して、基盤の水分が取れるかと、ペーパーをあてがいました。
しかし、すべては無駄でした。
精密機器で構成されている私の「携帯君」は、天敵の水には勝てませんで
した。しばらくしてほんの少しの光を発していた携帯君も、息絶えたのです。
さてさて、携帯が無いといろいろ差し触りがあるので、明日、替わりを捜し
に行きます。 そうです、オフ会があるので尚更です。ってか、オフ会無かっ
たら、別に携帯いらんけど…。
ってもんでもないしね~~~。
うむ、しかしです、携帯の取説には、「精密機械故に、水厳禁」みたいな事
が表示されていますが、ちょっと位、防水処理しろや~、と言うのは、不注意
者の戯言でしょうか?
うむ、うむ、うむ…。
お水には気を付けましょう…。
かなり酔っ払いのたいら~でしたぁ~~。
あはは…。