yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

「のだめ」に沸く


「のだめ」に沸くクラシック

音楽大学を舞台に転載肌の女子学生が音楽道を突き進むマンガ
のだめカンタービレ」がのヒットが、音楽業界に思わぬ風を吹かせている。
単行本16巻は1800万部を売り上げ、タイアップCDや演奏会の企画が
相次ぐ。10月にフジテレビ系で始まった連続ドラマも視聴率18%前後と
好評で、「のだめ現象」に拍車をかけている。


以上の見出しではじまった朝日新聞の記事は、なんと6段抜きという破格の
扱いでした。以下、要約してみると、

名古屋フィルハーモニー交響楽団には演奏会の問い合わせが殺到するよう
になり、新日本フィルハーモニー交響楽団では、厳しい条件下でもチケットは
完売。ドラマに演奏協力する東京都交響楽団では、演奏会のプログラムの中
にドラマで使われている曲があると、格段にチケットが売れた。

ドラマ冒頭で流れるベートーベンの交響曲第7番、「着オケ」のダウンロードは
ドラマ開始で一気に20倍に増えた。東京都交響楽団の来年2月に行われる
演奏会で取り上げられているが、2千席の会場で、残りが100席を切っている。

ドラマ曲を収録したCD「のだめオーケストラLIVE!」は、20万枚売れ、
クラシックCDとしては初の、オリコンチャート初登場7位という快挙。


ほとんど、社会現象と言えるほどの勢いですね。ドラマのおもしろさは勿論
でしょうが、実は多くの人がクラシック音楽に無関心だった訳ではないと、
証明されたのではないでしょうか?
かく言う私も、だいぶまえからクラシック音楽を聞いて見たい、という希望は
あったのですが、敷居が高いような気がする、とっかかりが無い、などの理由
で二の足を踏んでいました。

そういう人って結構たくさんいるんじゃないのかな。そう言う意味で、この
マンガからドラマ化というのは凄く良いとっかかりになっていると思います。

例えば、冒頭のベト7(ベートーベン作曲交響曲第7番)なんか覿面であり
ましょう。ベートーベンなんていうと、音楽室に飾ってあるあの厳つい顔の
肖像画や、交響曲第5番「運命」のような重苦しい印象を否めません。
しかし、この曲を聞けば、
「ベートーベンでも、こんなに軽やかで、はずむような曲があるのか~」
となること請け合いです!
確かに、剛のベートーベンと柔のモーツァツト、と言われる所以もあるので
しょうが、そんなのはほんの一側面に過ぎません。
のだめちゃんがデタラメに弾くピアノ・ソナタ第8番「悲愴」なんかもそうです
ね。良い曲なんだ、これがまた!ことに第2楽章!
こうやって、どんどん間口が広くなれば楽しいですもんね~~!!

そんなこんなで、ドラマと音楽の両方楽しめるからウケるんでしょうね。
って、こんなふうに絶賛してるわりには、2週分溜まっているのです。
はやくビデオ見なくちゃ!!