yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

「The Violin Muse」川井郁子

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「The Violin Muse」 川井郁子ベストアルバム

イシマル電器のポイントが溜まったので、
なにかCDをゲットしようと行きました。

この前、押尾コータローさんのニューアルバムを購入したので、
とりたてて、どうしても欲しいものはなかったのですが、
ポイントあるからにゃ、使わにゃソンソン~~♪ って訳です。

やっぱ、クラシックにしようかな~とそのへんをぶらぶら
しておりますと、目に飛び込んできたのが、一枚のポスター。

黒バック…、
ノースリーブのブルーグリーンのドレス、
歩みの途中なのでしょうか、右足を軽く一歩出し、
そのせいであらわになった御足の脇にヴァイオリンが…。
さっそうとヴァイオリンを持つ右手と対象的に、
闇に隠れた左手には弓が…。
あたかも、暗闇の中から最強の剣を振りかざさんばかりの絵…。

か、…かっくいい…!!!

以上が購入の動機ですが…、それがなにか?


ま、クラシック音痴の私が、CDを購入するとすれば、

すっげぇ有名な作曲家の、すっげぇ有名な指揮者の、
すっげぇ有名なオーケストラが演奏したもの・・・が無難です。

と、同時に、

すっげぇ美人とかもありです…。 ってそれがなにか?

・・・

完全に軽蔑されたと思いますので、話を進めます…。

で、このアルバムを聞き終わったときの感想と言えば、
「これってクラシックなの?」
というのが第一声…。

クラシックヴァイオリンと言えば、ピアノの伴奏にソロ、か、
ヴァイオリンコンチェルトしか思い浮かべられなかった私…。

いきなりアコギ?
え?パーカッション?
ビートがびんびん…。

かと、思えば、緊張感あるフレーズの連続…。

ハープと供に奏でられる、二胡のような旋律、
広大なる中国大陸を思わせる様なメロディー。

あわててクレジットを見てみると…、
三曲とも川井郁子作曲…。
この人は、ヴァイオリニストであって、作曲家でもあったのか…。

「ジュピター」が出るに及んで、ようやく安心する私…。
安心というのもおかしな話しです…。
と言っているそばから、アランフィス交響曲の情熱的ヴァージョン…。

掻き鳴らされるギターに、ヴァイオリンが絡み、カスタネットが煽り、
ギターソロが奏でられ、原曲とは全くちがう、しかしやっぱりスペイン風
の盛り上がりを見せる…。



一曲、聴き終わるたびに驚嘆の息をもらす私なのでした。


史上最強のストラディヴァリウスをもって、ヴァイオリンそのものの音
と、巨匠たちの生み出した名曲を忠実に再現することで、ヴァイオリン
そのものを知らしめた千住真理子さんに対し、
独自の楽曲とメロディー、クラシック音楽に縛られない楽器の編成、
そして、一曲にかけた完成度の高さ、を追求したのが
川井郁子さんではないか…。

と思いました。

すけべオヤジにしては良いお答えだったでしょ? え?

01: エターナリィ
02: インスティンクト・ラプソディー
03: 水百景
04: ジュピター
05: 恋のアランフェス“レッド・ヴァイオリン”
06: キャラバン
07: ゴールデン・ドーン
08: ラスト・タンゴ・イン・パリ
09: インディゴ・ワルツ
10: 嵐が丘(エレキギターVer.)
11: ザ・ヴァイオリン・ミューズ
12: ヴォイス・オブ・ザ・ウェイブ
13: エル・フラメンコ
14: サンクチュアリ
15: サマーストーム
16: 花音