yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

「クッキングパパ 96巻」 うえやまとち その1

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今朝、新聞を買いにコンビニまで行った。
ウチは出勤時間が早いので、新聞を取っていない。
コンビニに来ると、習慣で、つい書籍コーナーを眺める。
クッキングパパ」というマンガを見つけ、懐かしさのあまり
つい手に取った。

早いものでこのコミックもすでに96巻を数えていた。
帯には「まこと、巣立つ」とある。

クッキングパパ」は、私が30代だった頃に愛読していた
唯一のマンガである。

当時、私は、前妻と別居し、二人の子供たちと離れて暮らす事に、
歯を喰いしばる思いで耐えていた。
日曜日に子供と会うのが、死ぬほどの楽しみであり、
子供たちを撮るために、最高級の一眼レフカメラを購入し、
子供たちがよろこびそうなゲームの、ハードもソフトも厭わず
に購入した。

今でこそ、そんな事はただのマスターベーションに過ぎず、
子供たちを近寄らせるためのエゴイズムだったと気付くが、
日々不安定だった私の精神を、癒してくれたのがこのマンガなのである。


内容はと言えば、
ただのホームドラマコミックである。

主人公は荒岩一味、ただのサラリーマンであるが、
天才家庭料理人である。
がっちりとした体躯で、気は優しくて力持ちタイプだ。
奥さんは、文化部の新聞記者、虹子さん。
長男のまこと、少し、歳の離れた長女のみゆき、
荒岩の部下の田中、その奥さんの夢子さん、
荒岩の勤める会社の社長、お偉いさん、同僚、

登場人物は数多く、その個性は枚挙に暇が無いほど。


泣いたり、笑ったり、ドタバタしたりの物語の中で、
やっぱり特筆すべきは、荒岩の料理なのだ。

凹んだヤツを元気付け、
冷え切った心を温め、
燃える想いは更に燃焼させる、
まさに、魔法の料理!!

それは、「美味しんぼ」のような、究極だの至高だの、
食文化だのという、大袈裟なものでなく、
「おいしいもの、食べると、元気が出るよ~」
と言う、単純明快で、しかも優しい著者のメーセージが
根底にあるのだと感じる。


前置きが長過ぎて、本題まで至らなかったので、
また後日・・・。(爆)