yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

ニューイヤーコンサート ファイナル

さて、ニューイヤーコンサートも最後の曲になってしまいました。
ウィーンのコンサートでは必ず、この曲が最後になり、
アンコールとして「ラデツキー行進曲」が演奏されます。

そしてもう一つ、お約束。

この最後の曲、「美しく青きドナウ」の演奏は、
はじまると、すぐに止められてしまいます。
そこで指揮者は新年の挨拶を行います。
オケの面々がこれにつきあいます。

このコンサートでは、曲を止めることはしませんでしたが、
指揮者のオーラ・ルードゥナーさんが、

「アケマシテ、オメデトウゴザイマス!!」

の日本語の挨拶に満場の拍手が鳴り渡ったのは
言うまでもありません。

最高の名曲、ヨハン・シュトラウス2世作曲
美しく青きドナウ」です↓



素晴らしい演奏でした。
感動です。
この演奏の素晴らしさは、生以外では味わえません。

さて、これで「ラデツキー行進曲」で終わりかと思いつつ、
再び指揮台に立ったルードゥナーさんが、指揮棒を振ると、
違った曲が!!

場内はどよめき、拍手の嵐であります。
ルードゥナーさんは、客席にも手を振りかざしました。
そして自分に耳に左手を当てます。

「みなさんの歌をきかせてください」

とでも言わんばかりです。
歌わずにおれましょうか! これ歌わなかったら、
日本人を廃業した方が良いです。


「と~しのはぁ~じめの、ためしぃ~とてぇ~~~」

「お~わりな~きよの、めでた~さを~」

「まつたけた~てて、かどごぉ~とに~~」

「い~わうきょうこそ、たのしけれ~~」


最初は蚊の鳴くような歌声が、
2コーラス目にはちゃんと、合唱になっておりました。

大感動であります。
オーストリアはウィーンの、世界一流のオーケストラが、
極東の島国の、この曲を演奏してくれるなんて!!!


なんとアンコールはまだ続きます。

「シャンペンポルカ」では、演奏終了後に、
指揮者と、コンサートマスターに、シャンペングラスが・・・。
乾杯の後、二人はなんと、客席にむかってグラスを!!

と、グラスから出たのは、紙ふぶきでした。

「雷鳴と稲妻」は、飛ばしまくりです。
もう、お腹いっぱい。大満足。


そして、ルードゥナーさん、例の太鼓のおじさんに手を振ります。

キタ━━━ヽ(≧∀≦)ノ━━━ !!!!!

ラデツキー行進曲!!!!!!!!!



私の知る限り、クラシックで、演奏中に手拍子を入れて良い曲など、
これ以外にありえません。無論、私たちも力一杯やりましたよ。
凄いと思いませんか? 縁もゆかりもない2000人もの人たちが、
こうして一体になるなんて!!


我らが小澤征璽さんです!
各国の新年の挨拶が続きます。↓



なんと、あの帝王カラヤンも!! ↓



もう、疲れるほど、楽しい、そして素晴らしいコンサートでした。

ともかくも、純粋に「楽しかった」というのが全てです。
指揮者のオーラ・ルードゥナーさん、
楽しませてくれた、打楽器奏者のお二人、
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の全ての方々に、
感謝、感謝、感謝、感謝、感謝であります。

新年はじめから、素晴らしい感動をありがとうございました。
来年も来てくださいね。
絶対行くぞ!!