yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

昭和40年男

 

 コンビニの書籍売り場でちょっと見かけました。本の名が「昭和40年男」とあります。昭和40年って言ったら1965年です。今から55年も前。かる~く平成もすっ飛ばしておりますね。

 何故にこんな古い年代をターゲットにしているのだろう? ちょっと考えるに、平成になってすぐにバブル崩壊が起きてしまいました。4万円近くあった株価は2万円を切り、土地価格時代は大暴落し、不良債権が出回りまくりました。

 「不良債権」は子どもの流行り言葉になりましたが、その子が就職出来ても賃金の上がらぬ企業体質になりました。大量消費から消費を抑えた時代へと変わって行ったのです。

 

 だから昭和40年ぐらいをターゲットにした方がカルチャー的に面白く、この世代を生きた人だったら経済力の比較的ある世代なので(あたしゃ持ってないでけど…はは…)本が売れると思ったのでしょう。当然ノスタルジーもあるでしょうが。

 

 

 つい手に取って、パラパラとページをめくると、いろいろな記事が多岐にわたって書かれています。「なんとなくクルスタル」だったり、漫画だったり、プロレスだったり、アイドルだったり、事件だったり、バイクだったり…。書き出せば切りが無いですが、ちゃっかり1970年代や1980年代も入っていました。(笑)

 思うにこれは男性雑誌なんですね。今気づきましたが、当時のカルチャーは男性がつくっていたと考えられます。当時にも「男女平等」の考えはありましたが、現実にはそれとは遠く、女性は家庭に入って家事にいそしむものでした。今でこそ〇〇女と趣味を持つ女性が言われます。そんな言葉がある事自体が男女平等ではありませんがね。

 

 今は買って来てしまった「昭和40年男」を見ながらノスタルジーに浸っております。ちなみに隔月刊誌だそうです。