yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

復活の日(ネタバレ)

 皆さまは「復活の日」と言う映画をご存知でしょうか?1964年に小松左京が書き下ろした小説を映画化したものです。1980年に公開されました。だいぶ前の事ですね。それなのに今を預言する内容になっていました。新型コロナウィルスがつくられたのか、自然発生的に出来たのかは分かりません。しかし、この映画で重要な枠割を持つ「MM-88」と言う新型ウィルスは間違いなく人間が作り出した殺人兵器だったのです。

 

原子力潜水艦ネイレイドからのぞく東京は地獄と化していました。建物は変わっていないものの、そこいら中に転がる遺体は白骨化し、片付ける者も無く放置されていたのですから。それを見た地質学者の吉住は言葉もありません。これがショッキングな映画のオープニングでした。

 

 アメリカの細菌学者マイヤーは、自ら関与した「MM-88」の行方を憂慮していました。まだ米ソ冷戦の最中、東側に流出したとみられました。事件を隠蔽しようとする軍部は彼を狂人とし、精神病院に送り込みます。一方でスパイに盗まれた「MM-88」ですが、飛行機で山中に落下してしまうのです。

 1982年「イタリア風邪」と呼ばれた「MM-88」は猛威を振るいます。たった三カ月の間でニューヨーク740万人、ロンドン690万人、パリ230万人、ローマ290万人、モスクワ780万人、東京1000万人の死者を出したのです。ソ連首相も倒れ、リチャードソン米大統領の妻の命も奪いました。

 パーマー南極基地の存在に気付いたリチャードソン大統領は基地に電話し、誰もいれるな、誰も出すなと言い残しました。こうして南極に863人を残し人類は滅亡したのです。

 

 残された人類は多くありませんが民族は多様です。ぶつかり合う事もしばしばでしたが、人類の「復活の日」を目指していました。吉住は地震の研究に没頭していましたが、その研究の中からアメリカのカーター少佐が、ワシントン近くで大地震が起きる事を発見します。そうすれば自動報復装置が働き、核ミサイルが発射されます。ソ連も同じで、その標的ひとつに南極の基地も含まれます。残された手は、誰かが、ウィルスが蔓延するなか手動で止めに行くしかありません。片道切符しか渡されないのです。

 これに志願したのがカーター少佐と吉住でした。万が一に備え、女性は砕氷船で避難します。カーター少佐と吉住はホワイトハウスの地下目指して行きますが、地震が思ったより早く起きてしまい、間一髪で間に合いませんでした。地球は、今度は核の炎に包まれたのです。

 

 一人生き残った吉住はニューヨークから歩き出します。南へ、南へ、アメリカ大陸横断しながら南を目指すのです。辿り着いたのはチリの最南端でした。吉住は奇跡的にもそこで仲間と会うのです。

 

 

 とまぁ、こんな内容です。時間のある方は観てみたら? その間は家にいられます。不要不急の用事のある方以外は外出を控えましょう。(笑)ちなみに私はアマゾンのプライムビデオで観ました。