ハチのムサシは死んだのさ
昭和の日であります。祭日でありますので例によって私も籠っております。洗濯機を回し、脱水の壊れた状態に悪戦苦闘しながら（超笑）、ようやくパソコンの前に座り込み、菊谷英二さんの訃報を知りました。
実は菊谷英二さんではあまり記憶が無く、「平田隆夫とセルスターズ」のメンバーであり、「ハチのムサシは死んだのさ」の大ヒットが有名です。
私はまだ１０歳くらいではないでしょうか。正確な所は分かりませんがその程度ではないでしょうか。ジャンル分けなど分かる筈もなく、不思議な曲にただ驚いただけでした。
なぜ、主人公がハチなのか…、ムサシなのか…、なぜ「真っ赤に燃えてるお日様に試合を挑んで負けた」のか…。なぜ「焼かれて落ちて死んだ」のか。当時全然分からなくても、今聞けば象徴的だったのは、ムサシが体制側に立ち向かって行ったのではないでしょうか。「死んだ」と繰り返すこの曲は体制側に対する皮肉とも聞こえます。ちょうどこの世代は全共闘世代であります。もしかしてそんな気持ちがあったかもと言うには考え過ぎでしょう。
ご冥福をお祈りしまします。
