阪神淡路大震災
あれから四半世紀も経つのか。と感慨深い思いがします。毎年新聞に紹介されるのを、ただ時の流れに任せていました。そして関東に住む私たちは、東日本大震災を通じて、去年の台風17号や15号などで自然災害の恐ろしさを改めて知るのです。
あれは1995年(平成7年)1月17日でした。誰かが「関西地方で地震らしいよ」と言いましたが、仕事に忙しい私たちは「へぇ~」などと受け流していました。
当時ネットなど今の様に普及しておらず、情報源はテレビかラジオしかありませんでした。ラジオを聞いて騒ぎ出した運転手から聞いたところでは、関西は凄い事になっている、火災が多発している、地震が起きたのは今朝らしい、との情報をやっと得ました。
家に帰りテレビを付けました。そこに写された惨状は想像を絶するものでした。高速道路が無残に曲がり落ちてしまっています。ビルが傾いてしまっています。火災が発生しています。昔トラックの運転手をしていた事が2年程あります。その頃使っていた高速道路が…。
何よりも恐ろしいのは、この瓦礫の下に人がいる、と言う事でした。
都市型震災と呼ばれた災害でしたが、人の立ち直り方は人それぞれです。朝日新聞の一面を見て涙ぐむ私は、ちょっと歳を取ったのでしょうね。