yokohamanekoの日記

横浜で猫2匹と暮らしております。

NHKスペシャル 食の起源 酒Ⅱ

HKスペシャル 食の起源 酒Ⅱ

 

 さて人とお酒の関係がうっすら分かってきました。部落通しのためにお酒があると書きましたが、何故お酒は人の警戒心を失くすのでしょう。お酒を飲むとアルコールは血管をめぐり脳に辿り着きます。アルコールは細かい物質なので脳に吸収され、脳の触手は快楽物質であるドーパミンを放出します。快楽物質は暴走して、脳はもっとアルコールを求める様になるのです。気が付けば、人はアルコールに脳を乗っ取られているのです。

 

 さて話は変わりますが、欧米人に比べ日本人はお酒に弱いと言います。そこで舞台は中国に移ります。中国と言えば、紹興酒を生み出した民族だから、さぞかしお酒に強かろうと思うのですが、飲むと顔を真っ赤にしています。何故ならばそれはアセトアルデヒドの影響だからです。

 人間がアルコールを摂取すると、分解されてアセトアルデヒドに変化します。二日酔いの原因にもなっていますが、6000年前、稲作がさかんになってくると、アルコール分解遺伝子の弱い民族が生き残ります。それは何故かと考えれば不衛生な中、人間の体には悪い微生物が入り込んできます。それをなんとアセトアルデヒドが攻撃しだしたと考えられます(仮説)。

 それから3000年後、稲作は日本に入り込んで来ました。同じ様な事が起きれば、日本人にもアセトアルデヒドが…と言う訳で日本人もお酒に弱くなりました。

 

 と言う訳で、我々の祖先は病気と闘い、その子孫を生み出したのです。アセトアルデヒドが救世主だったとは思いません。それが人間の遺伝子に何かしたのか?

それは今でも謎です。

 

遺伝子をもっと解き表せれば、謎は減る筈…。

 

次回、期待…。